ADRA Japan「ベトナム便り」

ただいま

研修に出席するため、1月20日よりフィリピンに行っており昨日帰ってきました。今回の研修は「NGO Capacity Building Workshop(Management Development Organizations and Field Offices for Results)」の名の下、団体の能力強化と事業管理について講義と事業視察を通して学ぶという内容でした。ここでは研修内容よりも、フィリピンの印象をちょっと書くことにします。

最近、日本−ベトナムの往復ばかりで久しぶりに行く第三国。さらに初めて行く国なのでちょっとワクワク。

最初の印象は同じ東南アジアにあるのに全然違う!きっと天気の違いが大きいのだと思うけれど、フィリピンの方が開放的で明るいイメージ。冬のハノイ(特にカオバン)は曇りの日が続き肌寒いので、何となく暗ーい感じがするけれど、フィリピンは青空の下に椰子の木が元気に生えていて、今の時期は暑すぎずに気持ちがいい。

タガイタイの景色

でも違いはそれだけではなく、スペイン&アメリカの植民地だった影響もあり、街を見ていると特にアメリカの文化を感じられる。日本でもあまり見ない大型ショッピング・モールがいくつもあるし、アメリカ系のファースト・フード(マクドナルド、ケンタッキー等)がどこでもあって、基本的に車社会で道路も広い。庶民の交通手段は「ジプニー」と呼ばれる派手な飾りつけの乗り合いバス。このバス、気分はアメリカ西部時代という感じ。そして食文化の違いか、小太りの人が多い。

ハノイはバイク社会だし、ショッピング・モールなんて郊外に1つあるだけ。それでも規模は全然小さい。もちろんマクドナルドもないし、道路も狭くて旧市街では歩行者とバイクがいつもぶつかりそうになっている。ベトナムで小さくてやせている人が多く、太った人を見ることは少ない。

とにかくこの違いは興味深かった。フィリピンの方が経済的には上かもしれないけど、貧富の差はどんどん広がりスラムのような居住地がたくさんあってストリートチルドレンも問題になっている。それだけに、もちろん治安も良くない。(写真左:訪問したマニラ郊外の貧困な村、写真右:マニラの高級住宅地(?))

郊外の貧困村 Oxfam事務所周辺

ベトナムでも貧富の差は広がっているけれど、社会主義や文化的なことも影響して、ハノイでストリートチルドレンを見ることは少ないし治安も良い。
最近の日本を見ていると、この治安の良さって本当に誇るべきことだと実感するなぁ。決して文化の比較をしに行ったわけではないけれど、ちょっと感じたことを羅列してみました。もちろん開発に関する学びもたくさんありました!

  1. 2007/01/30(火) 18:34:01|
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未来への種を植える

ADRAアジアから来ているロンが、今日は事務所に一日中いました。
朝のスタッフ・ミーティングの途中から彼も参加して、昨日視察してきた盲人協会支援プロジェクトの感想と今後の可能性、彼が経験してきたアフリカでの苦労話、オスカー家族がベトナムで生活するためのサポート、ボランティア・インターンの受け入れについてなどなど、話は尽きず午前中はそれで終わり。でも、彼の話は聞いていて飽きないし学ぶところがたくさんある。

ミーティングの最後にロンが夕食をみんなで食べようと言って、インド料理に行くことになったのに、結局行かれるのは私だけ・・・。ベトナム人スタッフは家族がいるし、オスカーも来ないみたい。というわけでベトナムに遊びに来ているロンの従兄弟(といっても私より若いくらいの青年)も誘って3人で夕食に出かけました。

行き先はロンが前に前支部長のスティーブに連れて行ってもらったというインド料理店。オスカーとロンのミーティングが終わるのを待って7時半過ぎ頃、トゥーが調べてくれた住所と電話をタクシーの運転手さんに見せて向かったところ、どうもその住所にはレストランはないみたい。。。運転手さんが見せにも電話をしてくれて、違う場所に到着したけどそれも違うレストランの前…。とりあえず車を降りたところで「目的地以外にもいくつかインド料理店は知ってるから別のお店に行く?」と私が聞くと、「いや、諦めるのは好きじゃないから」と言って自分の携帯電話を取り出し、何とスリランカにいるスティーブに国際電話をかけ始めた!レストラン探しに国際電話をかける人、初めて見た。。。さっき携帯から国際電話かけると高いと言って、事務所からバンコクに電話してたじゃないのー。

そしてロンが無事にスティーブから場所を聞き出せたようで、再び歩き出した私たち。どうやら店が移動したらしい。聞いたとおりに歩いてみたものの、やはりレストランは見つからず、今度は目の前にあった某高級ホテルに入って聞いてみようというロン。ここまで来たら絶対に諦めないという感じ。まずは裏口のドアマンに話しかけ、その人では用がすまなかったのでレセプションの人が出てきてくれて調べてくれました。親切にハノイの地図までくれて、夜の9時になってやっと目的地のレストランにたどり着けました。ロンの執念、恐るべし。

ロンの従兄弟の彼(名前聞くの忘れちゃった)と「お腹空いたねー。」と言い合いながら席に着いた私たち。日本人女性一人、ブラジル人男性二人。何という変な組み合わせだろう・・・。もう適当にカレーとかナンが食べられればいいやと思っていると、ロンが「料理名も分からないし、何を頼むか選ぶのを手伝って。」と店の人に話しかけたのでオーダーも楽に。肉は何がいいか、ナンの種類は何がいいかなどの好みを伝えていくと、自然にカレー数種類&ナン数種類でオーダー完了。私だったら店の人に話しかけるのとか苦手だから、がんばって自分で選ぼうとするけど、こういうのもいいかも。

食事中は、私がなぜADRAに関わるようになったのか、学生時代のボランティア体験、ベトナムで従事していることなどを話しました。ロンからの日本への疑問で、「日本人はブランド牛を育てるために、牛にマッサージをするというのは本当か?」「一体どうやってブランド牛は育てられるのか?」と聞かれたけど、育て方なんか知らない・・・。霜降りの説明はしたけど、自分自身脂肪の多い牛肉が好きじゃないから食べたことないし・・・。
逆に彼らからはブラジルの話を聞くことができました。ブラジルなんてちょっと遠い異国のような気がしていたけど、ブラジル人二人を目の前に食事をしているなんて変な気分。
適当にお腹もいっぱいになってきたところで「さて前菜は終わりかな。これからメインを頼もうか」なんて彼らが言い出すからビックリ。もちろんジョークだけど、こういうところがラテンなブラジル人たち。どこまでがジョークなのかが分からない。。。

最後にロンから「ベトナムに来てくれてありがとう。今後の活動の始まりになる種を植えていってください。その種が育ち花が咲いて、誰が実を食べるか分からないけれど、最初の種を植えていってください。」と言われました。もちろんそのつもりで働いているけれど、何だか素敵な言葉をもらえたのがうれしかったです。

そうそう前回の日記で書いた、ロンが原宿で見つけた奇抜な格好の若者ですが、今日写真を見せてもらいました。思いっきりガングロのギャル2人。写真には2006年5月と書いてあったけど、まだいたのね・・・。

  1. 2007/01/18(木) 23:43:04|
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ゲスト

昨日ハノイに到着したブレンドンとビルに加え、深夜に到着したというADRAアジアの所長ロンも事務所にやってきました。
お昼はオスカーの家にみんなが招待され、ステラのアルゼンチン料理に舌鼓。日本から世界の裏側にあるアルゼンチンの家庭料理を食べられるなんて幸せ♪

というわけで、いつものメンバーに加えて3人も増えたので食事時もにぎやかに。ブレンドンとビルはオーストラリア人、ロンはブラジル人と国籍もより国際的でおもしろい。特にロンはとても愉快な人で、彼がいろいろな国で経験してきた楽しい話をたくさん聞かせてもらい、みんなで大笑いでした。おもしろかったので、ここでいくつか紹介。

<恐ろしい飛行機体験>
アルメニア(だったかな?とりあえず旧ソ連圏の国)で飛行機に乗ったとき、彼は外国人料金を払ったので(といってもかなり安い)最初に搭乗できたが、その他の人は我先にと飛行機に走り満杯の状態になっていた。機体も古く、リクライニングが壊れているシートばっかりだった。
彼が座っていたビジネス・シートのすぐ後ろに座っていた女性は飛行機に乗るのが初めてだったようで、彼女の前にあった棚にいろいろ物を置いていたら、飛行機が飛び立ち機体が斜めになった時にその荷物が全て彼女に降りかかってきていた!
そして乗客乗務員がコックピットのパイロットにビール(!)を持っていっていた!

<巨大な男>
ロンもかなり巨大な男。ハノイの空港から街への車中では足がつかえて前向きに座れず、右を向いたり左を向いたりで疲れたとか。そんなロンが過去に巨大な男と飛行機で一緒になったらしい。
その人は見た目200キロくらいありそうな巨大な人で、エコノミークラスのシートの真ん中に座り、両隣のシートも半分ずつくらい彼の体で占領されていた。そして彼は前後にも巨大だったため、前列のシートも2つくらい倒していた。幸いにも飛行機は空いていたため、彼は合計5つのシートを使い旅行ができた様子。
巨大な男は飛行機の中でも飲み&食べ続けていたため、トイレにも行かなくてはならなくなった。トイレまで行って見てくるわけにもいかないので、どうやって彼がトイレを済ませることができたのかは謎につつまれている・・・。

<日本の電車体験>
東京駅でラッシュ時の電車に黙って我慢して乗る日本人の姿がおもしろかったらしい。ドアのところまで人が乗っている電車が駅に着き、更に人が乗るときにドア付近の人が内側を向いて中の人を押してスペースを作る姿が、まじめで我慢強い日本人を象徴しているとか。ブラジルやアルゼンチンなら「こんなに混んでるのってあり〜!?」ってジョークになるって。。。さすがラテンの国(笑)。

<米にこだわる日本人>
日本人は日本の米が最高だと思っていて、日本米しか食べない。(私の心の声:そんなの当たり前じゃない。日本の国が最高だよ。)ある年、米不足に陥った日本は一大決心をして外国から米を輸入することを決めた。それでも日本人は外国米を好まなかったので、余った外国米は動物のエサになった。

日本の話題は「当たり前だと思っていたことも外国人から見るとそうなのねー。」と思うことがたくさん。きっとADRA Japan支部長の入れ智恵が多そうだけど。ちなみに原宿付近に行ったときは奇抜な格好をした若者に声をかけて、写真を撮らせてもらったとか。ロンもかなり変だよ・・・。

こんな彼らも午後には真剣な顔で会議に臨んでいました。明日からはそれぞれの事業地に出張の様子。お疲れ様です。

  1. 2007/01/16(火) 20:57:07|
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休暇終了

日本への帰国&ソウル観光&ハノイでの休暇を終え、今日から仕事に戻りました。
日本帰国時は多くの人に会うことができて、ソウルは寒かったけど美味しいものをたくさん食べ、ハノイでは今まで行かなかった観光名所に行くことができました。

ハノイは薄曇の日が多く、気温は15〜20℃程度。日本に比べると暖かく快適な日々が続いています。きっとカオバンはもっと寒くて曇っているんだろうな。

今日はアジア諸国にあるADRAを統括しているADRAアジア地域事務所から副所長のブレンドン、シンガポールからビルが来ました。午前中からゲストが出入りして落ち着かない事務所。

お昼はみんなでベトナム料理レストランへ。
ブレンドンは一度バンコクで会ったことがあるけれど、あまり話すチャンスがなかったので顔くらいしか知りませんでしたが、どうやら彼はアジア歴が長く、ラオスに8年、バンコクに1年いるそう。オーストラリア人なのにやたらとドリアンに詳しくて、美味しいドリアンの見分け方をみんなに教えてくれました。「私は一度食べたけど嫌いだよ。」って言ったら「きっと次食べたら好きになる。ドリアンは病み付きになる食べ物なんだ。」だって。本当かなぁ?あの胸焼け具合は忘れられないくらい不快だったけど・・・。

今夜はADRAアジア地域事務所所長のロンもベトナム入りして、明日ADRAベトナムのBoard Meeting(理事会)が行なわれるとのこと。話にはよく聞いているロン、会うのが楽しみだ。

  1. 2007/01/15(月) 21:12:37|
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