今朝は6時に事務所を出発し、チュンカン郡で実施される母子保健事業の活動視察に行ってきました。カオバンのテレビ局も同行し、ちょっとインタビューもされてしまった(笑)。
チュンカン郡の中心から車で約20分のところにあるPhong Nam(フォン・ナム)というコミューンのクリニックに到着すると、既にセッションの開始を待つ地元の妊婦さんたちが集まっていました。今日は他のコミューンからの医療従事者もたくさん来ていました。
司会のフォン・ナムのコミューンクリニック長から参加者紹介と簡単な挨拶の後、クリニックの助産師による母子保健に関する講習(左下写真)。妊娠中に必要な定期健診や栄養、予防接種について。予防接種については、日本などの先進国では妊娠中の予防接種は避けるように言われていますが、ベトナムでは破傷風の予防接種(2回)を推奨しています。というのも、日本は小さい頃から計画的に予防接種を受けていますが、ベトナムなどの途上国では何も受けていない人が多いので、妊娠を機会に接種を受けるように指導しているのです。これは、出産時にへその緒を消毒されていないもので切った時に新生児への感染を予防する効果があるそうです。

講習の後は、妊婦さんの定期健診。私もクリニックの中に入って様子を見せてもらいました。最初にスタッフが健康状態に変化がないかどうかを聞きます(左下写真)。その後、胎児の心音チェック(右下写真)、血圧・胴回り・体重測定。足にむくみがある人は助言を受けていました(通訳がいなかったので個人的な観察から)。

カオバン省は少数民族が多く、田舎に行けば行くほどベトナム語を使用頻度は減ります。講習中、集まった妊婦たちの聴講態度をみていると何となく他のところを見ていたり集中できていない様子がきになりましたが、そういう習慣がないのと言葉の問題もあるのかと思いました。講習の最後に、地元婦人会の女性が現地語(ターイ語)の歌を聞かせていました。内容は母子保健の啓発的なものらしく、参加者がより理解できるようにこんな工夫もされています。下の写真は、コミューンからチュンカン郡の中心までの風景。
- 2007/04/05(木) 22:24:39|
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ハノイでの休暇を終えて、昨日カオバンに戻ってきました。今回はADRAオーストラリアからモニタリングに来ているクエンティン、ADRAベトナムのオスカー、ディン、チャンと一緒。
今日はNew Start Project(詳細は
http://www.adrajpn.org/PJ_Vietnam.htmを参照)の視察に全員で行ってきました。村人に集まってもらい(男女計40人程度)、用意してきた調査用紙を配布して質問に答えてもらいました(下写真)。

内容はタバコ、アルコール、薬物に関する基本的な質問。普段の使用頻度やそれによる影響をどのように認識しているか、プロジェクトに期待することなどです。ほとんどの質問が選択式で解答できるようになっていましたが、ADRAのスタッフが数人に質問を読んだり答えるのを手伝ったりしているのが見えたので、彼らは少数民族出身でベトナム語の読み書きができないのだと思います。

カオバンの街からバイクで20分程度の場所でもそういう人がいるんだなぁと実感。ちなみに調査を実施した場所のすぐ近くには下の写真のような牛小屋があったりして、やっぱり田舎は田舎ですね。New Start Projectは現在調査段階ですが、その後は調査結果に従いプロジェクトを構築していく予定になっています。
- 2007/03/26(月) 21:38:53|
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以前にハノイで月に一回開催されていた「開発勉強会」で知り合った青年海外協力隊のSさんが、ADRAのプロジェクトの視察のためにカオバンにやってきました。Sさんはホアビン省の健康教育センターに派遣されており、学校を中心に健康教育活動(リプロダクティブ・ヘルスやHIV/AIDSを含む)を実施しています。ちょうどADRAのプロジェクトでも、中学校と高校と協力してリプロダクティブ・ヘルスの啓発活動をしているので、こちらの活動を視察してもらうことになりました。
Sさんは昨日、派遣先のセンター長と一緒にカオバンに到着。今日はチュンカン郡の高校で行なわれている活動に視察に行きました。朝、ちょっと予定外のトラブルがあり結局約束の時間には遅れてしまったけれど、学校では生徒たちが待っていてくれました。かなり田舎のコミューンということもあって、他の高校などに比べてクラスは静かでちょっと活気が少ない。でもピアーエデュケーターの生徒たちは真剣に取り組んでいて、先生たちも熱心に見ていました。
授業後に先生たちや地元の青年団の方たちと話をして、その後はチュンカンに来ると絶対に来るレストランで(きっとちゃんと食事ができるのはここしかなく、他の場所はフォーとかの軽食のみ)、昼食をとる。
午後は事務所に戻り、ADRAのスタッフと話をしたり活動用のテキストを見たりして過ごしていました。ちょっと疑問だったのが、こちらの活動に対してセンター長から提案や改善点を色々聞くことはできたけど、彼らは視察に来て参考になったのかな?わざわざ遠い道のりを来てくれたのだから、そう願いたいところです。それでもこういう機会を通して、カオバンのADRAの事業を他の省の関係者や日本のボランティアに知ってもらえたのは意味があるでしょう。私もカオバンに日本人が来たのはとても久しぶりで、よい気分転換になりました。
やっぱりベトナム語出来るっていいなぁ。ってもう遅いか。
- 2007/03/09(金) 22:29:38|
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月曜&火曜と2日間、2008年からのStrategic Planを準備をするためのミーティングが行なわれました。今回はカオバンからもマネージメントレベルのシニアスタッフがハノイに来て、ADRAベトナムのこれまでの振り返りと来年以降の方向性について話し合いました。
最初に2004〜2007年のStrategic Planの内容がどれだけ達成できたかを振り返りました。ここ数年、ADRAベトナムの代表であるCountry Directorの入れ替わりが激しかったこともあり、あまり目標達成はできていなかったようです。また、現存する文書もスタッフ内で共有されていなかったという問題も出てきました。
2日目は問題分析。現在組織が抱えている問題をそれぞれのレベル(ハノイのアドミン、カオバンのフィールド)から挙げていきました。ADRAベトナムとしては同じ組織だけれど、アドミンとフィールドの問題がごっちゃになってしまっていて、一緒に分析するのには無理があったのかな・・・と思いましたが、何とか問題分析系図(Problem Tree)は完成させることができました。しかもこの問題分析方法、プログラム担当者以外のベトナム人スタッフにとっては新しいものだったようなので、新しい手法を経験するという意味でもよかったのかも。

とりあえず今回はここまで。具体的なStrategyについては今年の夏頃に考えていくようです。どんなPlanが完成するのかちょっと楽しみです。
- 2007/03/06(火) 21:33:04|
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フィリピンに出張に行って考えたこと。ハノイの街を歩いてもあんまり見かけないんだけど、ベトナムにストリートチルドレンっていないのかな?昨日の朝のミーティングでこの疑問を挙げてみると、カオバン・スタッフから色々なインプットをもらった。
親の離婚の後、義母や義父からの家庭内暴力を受けて施設に入る子供も少ないとのこと。カオバンの町にも施設があって、親の離婚、両親の出稼ぎで祖父母家庭にあずけられたけど祖父母が貧しくて面倒を見られなくなった、両親が亡くなった、などの理由で来る子供が多いそう。
そこでは両親が亡くなった子と、親の離婚で来た子との生活態度は全然違うとのこと。
ストリートチルドレンって都市化したところに多い。カオバンも田舎のほうは家族・近所の繋がりが強くて、子供はみんなで面倒見るというような雰囲気があるけれど、町に来れば来るほど家族の問題が増えてくる。田舎の方が生活は貧しいけれど、より人が人らしい生活をしていると言えるのだろうか・・・。
- 2007/02/10(土) 11:05:07|
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